CBR1100XXブラックバードを購入しました&インプレ

2022年5月3日

ninja250Rの走行距離が80000kmに迫っているのを機に大型バイクに乗り換えることにしました。

ジャンル問わず大型バイクを探していたのですが、タイミングよく知人がCBR1100XXを手放したいという話が舞い込んで来たため、譲ってもらうことにしました。

というのが夏ごろの話。しばらく乗り回したので素人目線ですが、このバイクをインプレしたいと思います。

ちなみに大型バイクは借りて乗り回した経験は何度もあるものの、初所有になります。

250ccから大型バイクへ乗り換える際の懸念や注意事項も交えながらのインプレになります。同じような乗り換えを検討している人は是非参考にしてください。

ちなみに譲ってもらったブラックバードはキャブ車の逆輸入モデルです。リミッターもなく名実共にキャブ車最速のバイクとなります。

【諸元】

1998年式?

4ストローク並列4気筒 1137cc

B×S:79mm×58mm

最高出力:121kw/10000rpm

最大トルク:124Nm/7250rpm

タンク容量:22L

燃料供給方式:キャブレター

乾燥重量:223kg

走行性能&取り回し

パワーに関しては250ccのバイクと比較すると圧倒的です。164psも出るので当然の話ですが、加速力が天と地程の差があります。

高速巡航時の疲れもかなり減りました

やはり動力性能的に「速度が出る」のと「長時間走って疲れないのは別物だと痛感しました。振動が少なく安定性も高くて疲れないバイクです。

純正はセパレートハンドルですが、バーハンドルに変更してるのも、疲労低減の助けになっているとは思います。

また圧倒的なパワーを持ちながらもトルクの出方が素直で、かなり乗りやすいバイクだと思います。ホンダのバイクは乗りやすいバイクが多く、特に直列4気筒エンジンは扱いやすさに定評がありますが、予想を遥かに超えて乗りやすいです。

もちろん圧倒的なパワーで回せば刺激的な走りもできますが、パーシャルスロットルでの出力コントロールもかなり扱い易いと感じています。街乗りも十分こなせる位の扱いやすさです。低速域でも走っていて不安に感じることはなく、全速度領域で乗りやすい超優等生バイクだと思います。もはや教習車と言っても良いくらい(言い過ぎ)

一方で車重はかなり重いです。以前乗っていたninja250Rとは軽く原付1台分くらいの重量差はあるので250ccが自転車のように感じます。

走り出してしまえば重さを感じることも少なくなるのですが、ちょっと力のない人はしんどいかもしれません。

峠などのワインディングを走る時もその差はかなり顕著で、250ccのバイクに比べると、とにかく重くて止まらないです。ブレーキはダブルディスクでしっかりしているとは言え、この重量差を打ち消せるほどではなく違いをかなり感じます。

よって、あまりテクニカルなワインディングをヒラヒラと楽しめるバイクではないです(この巨体を考えると十分以上にヒラヒラと曲がるとは思いますが)

真夏のツーリングは未経験で排熱影響は未体験ですが、かなり暑そうです。排気量も大きくパワーが出てるので仕方ないですね。

ランニングコスト

大型バイクとだけあってタイヤは寿命が短いようですがリアは180と、このクラスでは標準サイズ。バイアスタイヤの250ccに比べるとかなり割高ですが、特別お金がかかることはないと思います。

燃費は12~15km/Lくらいという感じ。よって航続距離は短めです。いつも200kmほど走ると給油する感じです。

たぶん譲ってもらった車両はRON95仕様なので指定燃料は一応ハイオクで良いと思います。スロットルを開けないので普段のツーリングではレギュラーガソリンですが。

自分の所有してる個体は60km/hくらいの低速巡航の燃費が良くないです。負荷が低すぎるんですかね?

80km/hくらいは出せた方がエンジンとしても効率が良いのかもしれません。

スタイリング

実はかつて憧れのバイクだったりしました。個人的にはかなり気に入ってます。

比較的シンプルな造形と落ち着いた色合い、大型バイクらしい迫力ある2本出し純正マフラーが気に入ってます。

ヘッドライトは純正はハロゲンで暗いとの評判ですが、この車両はHIDになっており、かなり明るいです。

街灯のない田舎の道路ですら光量が不足してると感じたことはありません。

まとめ

取り回しは大変ですが、走り出してしまえばとにかく乗りやすいバイクです。250ccからの乗り換えですが、運転面に不安があるかと言うとそんなことはないです。かなり普通に運転できます。

ただ燃費も良い訳ではなく、消耗品類などのランニングコストも並の大型バイク並にはかかります。日本中をバイクで巡るような超長距離ツーリングのような使い方であれば、ミドルクラスのバイクやアドベンチャータイプの方が向いていると思います。航続距離の短さもネックになります。

ツーリングは週末に少しだけという使い方で、所有欲を満たせる高性能な大型バイクとしては素晴らしいバイクだと思いました。