Punpkin Androidナビ 3ヶ月使用後レビュー

2021年8月30日

我が家のJB64ジムニーに中華製のアンドロイドナビを取り付けて3ヶ月が経過しました。近距離メインですが、しっかり我が家の足になってくれています。

取り付けと初回レビューはこちら↓

Pumpkin Androidナビ取り付け&レビュー

それと同時に初導入したアンドロイドナビの使い勝手もわかってきました。

3ヶ月使ってみてわかった、日本ではあまりメジャーではないアンドロイドナビの良い所、悪いところをレビューしていきたいと思います。

Pumpkin Android ナビのメリット

・初期投資、維持金額が安い

2019年9月現在、Android OSは9.0にアップデートされた新型が販売されています。

購入価格は当時約3万円でした。

一方、例としてパナソニックのエントリーモデルでは約3.5万円。

CD再生機能はアンドロイドナビにはありませんが、このご時勢CDを必要とする人も多くはないと思います。よって十分にアンドロイドナビに分があります。

また地図の更新料金もアンドロイドは無料アプリを使うので不要です。

対してパナソニックのエントリーナビ(2017年モデルCN-E300Dを2019年の地図に更新する場合)では地図の更新に17000円必要です。この金額は結構、大きいと思います。

馴染みのある操作系。操作がしやすい

これは意外と大きいメリットです。Androidというスマートフォンで最も普及しているOSを使っているだけあり、アプリの起動、設定など直感的に操作できます。スマートフォンとなんら変わりはないです。当然、タッチパネルの反応も良く操作でストレスが溜まる事もありません

音楽アプリ 映像アプリを楽しめる

これも普通のナビにはないアンドロイドナビ独自の機能です。Amazon music等の定額制音楽サービスやNetflixなどの動画サービスが車内でも楽しめます。もちろん運転中の注視はご法度ですし通信料も考えると音楽サービスが現実的ですが。

·普段使っているアプリが使用可能

上記の音楽サービスと被りますが、他にもAndroid端末で使用しているアプリは使えます。自分の場合はGmailは携帯端末を開かなくても確認できるので結構便利に感じています。

Pumpkin Android ナビのデメリット

ナビ中に落ちることがある

これは致命的です・・・。普段はYahooカーナビを使っているのですが、ナビ中にたまに落ちます

とは言え、再びナビをワンタッチで起動して履歴から再度呼び出すだけなので復旧も早く、個人的にはあまり困っていませんが・・・純正ナビでは経験ないので中華製のAndoroidナビならではの欠点だと思います。

・車速連動ではないのでGPS信号の拾えないトンネル内ではナビができない

Pumpkin android端末はGPS信号のみでナビをします。加速度センサーも使わず、車速の取り込みもしていないためトンネル内などのGPS信号のない所では案内ができません。

ただ、トンネル内で分岐があることも少ないのでこれも個人的にはあまり困っていません。初めて首都高などを走る時には少し苦労するかも知れません。

·画面の端がtouchできない

これは設計不備ですね。画面の端がナビのフレームが邪魔して触れません笑

文字入力キーの形によっては押せないボタンが出てくるので、キーボードの形は重要です。現在はshimejiのローマ字入力を使用しています。フリック入力のキーは少し使いづらいと思います。

·ナビ性能は外部サービスに依存

当然ですがアンドロイドナビは無料もしくは有料のナビサービスアプリの使用が前提になります。よって、それらのサービスの質が落ちるとナビの性能も落ちます。また、サービスが終了してしまうとナビすらできなくなります。

現在はYahooナビが非常にナビ精度も良くて無料のため重宝していますが、収益としてまだ上げられていないようなので今後なくなる可能性も十分あります。

Google MAPの方はビックデータとして活用しているようなので、おそらく無くなることは無いと思いますが、車のナビとしては少し使いづらいですね…狭い道に連れていかれることもしばしばあります。

そのようにナビ機能が外部サービスに依存している不安定さはデメリットだと思います。

·ネットワーク環境必須

これもなかなか大きな問題です。当然、ナビを使うにはネットに接続する必要があります。WiFiを通した接続環境が必要です。自分はスマートフォンのテザリングによって接続しています。

その他、ポケットWiFiやドングルによって接続は出来ますが別で料金がかかってしまいます。やはりテザリング辺りが現実的なところだと思います。

·中華製ゆえの不安

やはり電化製品において国産の信頼性に適うものはありません。製造が海外であっても国内メーカーの下で製造されているだけで信頼性は段違いです。今のところ特に目立った故障はありませんが、少し不安ではあります。

Androidナビはどういう人に向いているか

「カーナビの使用頻度が高いものの方向感覚があり、カーナビがなくてもある程度運転できる人」に向いていると思います。

当然、価格を抑えてナビを導入したい人にもオススメ出来ます。Yahooカーナビしか使っていませんが、ナビとしての使い勝手は優秀です。

ただし、アプリが落ちてしまったりという不具合も発生しますし、ナビの精度も高いとは言え、本家のカーナビに比べれば劣ります。落ちてしまった場合は停車して復帰させる必要がありますし、停車できない場合は復帰させるまでは自力で走り続ける必要があります。よって、事前にある程度の道順は把握できておいた方が良いです。

ナビがないと全く運転できない人は、多少お金を出しても信頼出来る国内ブランド製品の方が良いと思います。

上記の理由から初心者ドライバーには簡単にオススメできるナビではありませんが、安くナビを設置できる上見栄えも悪くないです。また、Android端末ゆえの自由度が高い点も良いと思います。

ある程度の不具合に眼をつむれるなら、導入の価値は十分にあると思います。